西鉄宮地岳線廃止区間駅紹介　その１

古賀ゴルフ場前駅は、その名のとおり福岡一の名門ゴルフ場｢古賀ゴルフクラブ｣の目の前にあります。そもそもその土地は西鉄のもので、いろいろな話があって建設されたものです。このゴルフ場は難コースさえともいわれています。

	古賀ゴルフ場前駅古賀ゴルフ場前駅は、その名のとおり福岡一の名門ゴルフ場｢古賀ゴルフクラブ｣の目の前にあります。そもそもその土地は西鉄のもので、いろいろな話があって建設されたものです。このゴルフ場は難コースさえともいわれています。周辺は閑静な住宅街が広がっていますが近所には小学校がないため、電車で古賀までの一区間であっても通う小学生もいたというちょっと変り種の駅でした。駅員がいるのは早朝と夕方以降の一部時間帯のみ。昼間は無人駅状態で、乗車整理券をとって電車に乗り込みます。(精算は降車駅もしくは乗務員に運賃を支払う) 玄海灘からの強風を一身に受け止める防風林として松林が西鉄新宮の手前まで植えられています。
	西鉄古賀駅西鉄古賀駅は、古賀市中心部に近い位置にあります。ＪＲ古賀駅ともそこまで離れていないため、福岡市内に抜ける際は少々敬遠しがちです。周辺は大型の市内有数のスーパー(県の地場企業である｢サンリブ｣)などがあり、マンションから雑居ビルなども立ち並びます。駅員が終日おり(ただし22時以降は無人扱い)、乗降客と世間話する光景がみられていました。西鉄電車の情報誌『Com-Pas』(コンパス)によれば、開業当初からの駅舎とされていますが、とてもそうは見えません。きっとリフォームを繰り返したのでしょう。駅舎左手の自動販売機は廃止１週間前には撤去されました。廃止の日が近づくたびにいよいよだなとつくづく思いました。
	花見駅｢花見｣という地名の由来は、かの将軍・豊臣秀吉(博多の町割も彼がこなした。)が藤の花を鑑賞に来たとされることが起こりとされている。周辺は閑静な住宅街で、駅北側の松林を抜けると海に出ます。(2007年夏にサメが出現し、現在遊泳禁止になっているようです。) なお井上陽水の曲｢東へ西へ｣の歌詞に『花見の駅で待ってる君にやっとの思いで逢えた』と出てくるが、この駅とされているようです。この駅も駅員は朝夕のみの配置で、昼間は無人化。線路がホームに対して少し曲がっているのは離合駅だった跡だと思いますが･･･。